東京都回答
13教指初第69号
平成13年6月29日
指ヶ谷小学校児童転落事故を調査する会
事務局長 安田耕治 様
東京都教育庁指導部初等教育指導課長
池田芳和
文京区立指ヶ谷小学校児童転落事故に関しての申し入れについて(回答)
平成11年6月、文京区立指ヶ谷小学枚で起きました金子麻貴さんの事故は、非常に痛ましい事故であり、都教育委員会としては、このような痛ましい事故は二度とあってはならないと思っております。心からご冥福をお祈り申しあげます。
さて、本件事故については、学校を所管する文京区教育委員会から報告を受けております。平成11年6月24日、小学校教育を担当する初等教育指導課では、直接都庁において、文京区教育委員会指導室長から、事故に至った経緯、学校の対応、当該児童の状況、今後の安全指導に対する見解や対応について報告を受けました。当課では、管理下における児童の安全指導の徹底や生命尊重の教育の徹底、他の児童への心理面でのケア、各学校への情報提供と教育課程実施上の安全配慮等について一層の徹底を図るよう指導するとともに、当該教育委員会の見解に沿って、再発防止が講じられるよう指導したところです。
都教育委員会は、本件事故の有無にかかわらず、毎年度当初の各区市町村教育委員会や全都の学校長を対象とした施策連絡会において、児童・生徒の安全確保をお願いするとともに、従前から教育課程の編成に当たっては、児童の生命の安全をはじめ、人権の尊重を基本に据えることを重点に、毎月の安全点検の実施、非常災害に備えた避難訓練の実施及び道徳の時間の指導における生命尊重・安全確保、生活指導における安全指導の充実、学級指導における安全指導の計画的実施など、施設管理をも含め児童の生命尊重、安全に対する意識や判断力、行動力等の「自己指」を育む指導の充実について、各区市町村教育委員会に対し指導・助言してきたところです。特に、児童の実態に立って安全に配慮した指導の重要性について指導・助言を行うなど、事故防上に向けた指導資料や情報を提供してきたところです。
本調査報告書を読ませていただき、児童・生徒の心理や目線に基づいた安全に対する配慮の大切さについて改めて認識いたしたところであり、これまでの事故防止に向けた指導の徹底に加え、学級指導や避難訓練・定期的な安全点検等において、児童自身が自らの安全は自らで守るとの意織付けができる指導の充実に向け、参考にさせていただきたいと存じます。
また、開かれた学校づくりのため、保護者・地城の人々にご参加いただいている学校運営連絡協議会や学校評議員会などを積極的に進め、連携して児童の安全確保に努めるよう各教育委員会や学校を今後とも指導・助言して参ります。

