文京区立指ヶ谷小学校児童転落事故調査報告書告目次
「転落事故を調査する会」ができたのは
調査の経過
事故の発生した状況等
事故の発生原因と責任
事故後の学校等の対応
提言

調査報告1「転落事故を調査する会」ができたのは

1999年6月22日(火)、東京都文京区指ヶ谷小学校において、6年生の女子児童、金子麻貴さん(当時11歳)が、5階の図書室の窓下の庇(ひさし)から転落し、入院先の病院での治療の甲斐(かい)もなく、3日後の25日に死亡するという大変痛ましい事故がおこりました。当日、自宅から元気な姿で学校に出かけていった愛する子が、安全と思われていた学校での突然の転落事故により、再び両親のもとに帰ってくることはできなくなったのです。両親は深い悲しみ、苦しみに見舞われたにもかかわらず、この転落死亡事故に対して、なぜ子どもが死亡したのか、学校側からきちんとした説明を受けることはできませんでした。両親はこうした状況のもと、何よりも事故の真相を知りたいと思いました。その上で、このような悲しみを二度と子をもつ親に味あわせたくない、自分たちの子と同じような悲惨な事故で死ぬ子がもう無くなるようにするにはどうしたらいいのか多くの人に考えてもらいたいとの願いを強くもつようになりました。
私たち「転落事故を調査する会」は、そんな両親の気持ちを受け止め、この転落事故の真相を明らかにし、二度とこのような痛ましい事故を繰り返させないための教訓を見つけたいとの思いから、教師、建築家、弁護士、保護者等が集まって作られた会です。
私たちは、この転落事故について、いろいろな角度からの調査をしました。この報告書は、その調査の結果をまとめたものです。